2017年年始の保護活動

南房総地区の子猫の保護活動の記録2

 

 

先日、やっと巣立っていった3匹の子猫。

ここ南房総では、きれいな夜景を見てほっと一息。

ところが、ほっとする間もなく、また捨て猫です。

この猫は、今まで見たことが無かったのでおそらくここ数日に捨てられた猫です。

2017年2月4日

さっそく保護しました。

これはひどい。

あまりにもひどいので、手に負えず病院へ直行です。

よろいのようにボロボロでした。櫛が通らないどころか、大変な状態で丸刈りにしてもらいました。

このような状態は、ダニなども毛の下にいることが多いのと洗うことが不可能なので、可愛そうですが丸刈りにする以外方法がありません。

顔だけは何とか剃らずに済みましたが、目がひどい。

 

最悪は考えたくありませんが、この目が治るのはかなり時間がかかることでしょう。

とりあえず今日は一晩一緒に居て介護をすることにしました。おやすみなさい。

 

2017年2月5日

結構、衰弱しています。こんな状態でも何とか逃げようとするのですが、体力がありません。

また昨晩からエサは一切受け付けません。

保護前には食べていたという情報があったので捕まえられて、場所が変ったショックなのでしょう。

まともに食べていなかったようで、非常にやせています。

2017年2月6日

まだ目はちゃんと開きません。

目薬をするのですが、自然治癒力に任せるしかありません。

この時期にノラ猫は寒さで体力を奪われ、病気やケガをしていると命まで奪われます。

エサをまともに食べていないような猫はこの時期に死んでしまいます。

2017年2月7日

やっと食事を取れるようになりました。

とりあえずひと安心ですが、まだまだ状態は良いとは言えません。

ノラ猫の子の状態は、見た目ではわからなく便の状態や、行動などから総合的に読み取る必要があります。

保護はしたけれど、様態が急変して死んでしまう例もあります。

大丈夫かな?

ちなみに、このように猫を捨てることは、犯罪です。

この地域には隠し監視カメラをつけて、捨てられないようにしなくてはなりません。

 

この捨てられた地域の人がエサをやって命を繋いでいるために猫が、かろうじて生きていられます。

でも避妊去勢をしない限り、そこでも増えてしまいます。

猫もねずみ算ではないですが、1年で20匹ぐらいに増えることもあります。

特に南房総地域は比較的暖かいので、増えだしたら、私達の保護でも追いつかなくなるでしょう。

2017年2月8日

昨晩、実は血尿をしてしまいました。

すぐに病院へも行きましたが原因が不明です。

 

その後、尿路結石とわかり、血尿が止まりません。

小さな猫に結石があるなんて、よほど食事が悪かったのだろうと思います。

このような症状は、飼い猫に多くありペットフードの影響です。

これより治療に専念します。

 

現在の状況は

猫風邪:結構ひどい、くしゃみ鼻水など

結膜炎:猫風邪の影響かもしれませんが、これもひどい目が良く明かない

尿路結石:血尿

ノミダニ:フロントラインにて対応

猫白血病:未検査

猫エイズ:未検査

寄生虫:未検査ですが、虫下しを飲ませています。

2017年2月9日

本日も様態が悪く、目もあきません。

どうも風邪をこじらせたのも加わって、じっと動きません。

落ち着けるように、部屋をやや暗くして、ダンボールで小屋をつくってあげました。

早く回復することを祈るばかりです。

 

(うるさくすると、怒られるので静かにしています。)

目が見えないよー。

このページの投稿をしてから約4ヶ月が経過しました。

報告しなくてはならないことがあります。

現在も、目やには多く1日に何回か目薬、と拭いてやっています。

また食事も尿路結石を考えて与えています。

でも目は凄く見た目は綺麗になって、濁りも少なくなってきました。

正直こんなに手間のかかる猫であるとは思わなかったのですが、今後のことを考えると里親に出すことに不安を感じ、我が家に迎え入れることにしました。

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